JR東労組 | 東日本旅客鉄道労働組合 EAST JAPAN RAILWAY WORKER'S UNION

第 36 回定期大会 営業部会代議員からの発言

厳しい国鉄改革を経験した組合員からの発言もありました。

・国鉄からJRになって30年が過ぎた。あと1年で本体を去るが、まさかこんな状況になるとは思ってもいなかった。営業部会はほぼ壊滅し、「俺のこの30年何だったのだ」という言葉を残して去った役員もいた。

・JRになってすぐの頃、部会の役員をやったときは「部会なんて仕事のことだけやっていればいいんだろう。組織なんて関係ないじゃないか」と半ば見下した感じでいたが、いろんな組合員と関わるうちに「みんな東労組の組合員だ」ということを本当に肌で感じるようになった。

・「安全無くして、労働無し」「安全・健康・ゆとり」が担保されない効率化は認めない。これは東労組の効率化施策すべての基準にして運動を進めてきたし、これからもそれは揺らぐことはないと思う。それはみんなが東労組の方針が正しいと認識したからこそ、現場で組合員と議論して、働きやすい職場をつくるということで一つになれたと思っている。

・私は今でもストライキ方針は間違っていたと思っている。「スト権一票投票」は職場でどのように成されたのか、皆さんはわかっていたのではないか。組合員には「今の状況ではストライキはできないから。だけど組織でやるって決めたらやるんだぞ。そこで○か×をつけろ」とそういうふうに組合員には話をし、組合員は私の言葉を信じて反対の投票をした。だから私もストライキ行使の方針が出された時は信じられなかった。

・JR総連の榎本委員長が言った通り、一つひとつ議論して、一つひとつ組合員と話して、一つひとつ準備を進めて「さあ、ここでやるぞ」。それも組合員の怒りがあって、そこからの出発。そういうのが一切なかった

・組合員から涙を流しながら脱退届けを何通も出された。分会役員をやっていた若い人たちから「本当に組合員のことを考えていたのは俺たちでしたよね」と言われた時、「あなたに裏切られましたよ」と私には聞こえた。

・今、職場には組合員がいない。だから、労働運動が無い。これまでの東労組の栄光の歴史は消えたと考えて一から創っていくと私は思っている。

・労働者の不平・不満・怒りを一から拾い集めてどうしていくかという議論を職場でつくっていく。おかしいことはおかしいと言い、相手の立場に立つ議論をする、共にたたかう。労働組合は官僚になってはいけないと再度捉え返して、残り一年頑張っていく。

私たちは職場の組合員に向き合い、決して犠牲にはしません!

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