JR東労組 | 東日本旅客鉄道労働組合 EAST JAPAN RAILWAY WORKER'S UNION

第36回定期大会 新潟地本からの発言

第36回定期大会で、各地本からは18春闘以降の厳しい組織実態と組合員の生の声、これまでの本部の組織運営などについて厳しい意見が寄せられました。

新潟地本の代議員の発言の要旨をご紹介します。

・18春闘以降、新潟においても大量の組織脱退が発生した。情報の発信、共済関係の手続き等もこれまで通りとはいかず、厳しい組織運営をおこなっている。

・私たちは10年前の組織分裂を全12地本の団結力で乗り越えてきたのではないか。分裂当時、地本レベルでも対立構造がつくり出され職場の雰囲気は最悪だった。もう組織分裂のような事象を若い組合員には絶対経験させたくないとの思いで10年間運動を進めてきたが、残念でならない。

・脱退した仲間と話をすれば「東労組への不信感」を吐露する。「反対意見を言えば、たたかいから逃げたとレッテルを貼る地本もあったみたいですよね。そんな組織にはいたくない」。そして「分裂以降、楽しいことも辛いこともあったけど、東労組を信じて仲間たちと頑張ってきた俺らの10年はなんだというんですか」と問われる。返す言葉もない。それが組合員が感じている東労組であり、そんな組織にしてしまったのも私たちだと思う。

・18春闘のたたかいにおいて高まった組合員がいるのも事実で、その組合員は大切にすべきだ。しかし、大多数の組合員が否定感を持って東労組を脱退した。たたかいを振りかえれば、組織の方針だと一方的に運動の正当性を組合員に押しつけ、理解をしてくれた、高まったと、提起する側が都合よく解釈していただけだったように思う。また、会社との関係も完全に見誤った。

・組織の力は数と、何より組合員との信頼関係に基づいた強固な組織力、絆だ。残念ながら私たちはその両方を失った。今、必要なのは本部、地本においても組織の現状をきちんと整理し、東労組を再生させていくことだ。私たちが組織内においてもまとまることができない東労組に再び戻ってくるとは思えない。

誰かに責任を押しつけたとしても会社のせいにしても何も変わらない。変わるべきは私たち自身。それが私たちのたたかいだ。そのために本部はきちんとした方針、道筋を各地本にしっかりと示してほしい。

私たちはこの発言を重く受け止め再出発します!

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