JR東労組 | 東日本旅客鉄道労働組合 EAST JAPAN RAILWAY WORKER'S UNION

第325回 望月 衣塑子氏(2017年8月23日)

何故、菅官房長官への会見に臨んだか~安倍政権とメディアの役割~

東京新聞社会部記者・望月衣塑子氏をお招きし、6月に「加計学園問題」についての記者会見で、なぜ菅官房長官に30分以上も粘り強く追求したのか等についてお話していただきました。
 望月氏は会見に臨んだ理由として、「加計学園問題」で前文科省事務次官の前川喜平氏へのインタビューへのインタビューと、安倍首相をテーマにした『総理』(幻冬舎)の本を書いた元TBS記者・山口敬之氏にレイプされたと実名で告発した詩織さんを取材するうちに、「なぜ、政権がここまで横暴を働き続けられるのか。ナンバー2の菅さんの力が強いのでは。菅さんに直接、思いと怒り、何とかして欲しいという気持ちをぶつけたいと感じるようになったからだ」と述べました。
 また、疑惑の再調査を求めるだけで終わらせてはならないこと、政権内部は批判を受け止めない「国民軽視」であることを厳しく指摘した上で、ジャーナリストとして権力を監視・批判することを恐れず、信念を貫くこと、そしてメディアは情報が欲しいが故に逆に権力に利用され「御用ジャーナリスト」となっているケースもあるとマスメディアの問題点とあり方についても言及しました。
 華奢で小柄な見た目からは想像できないほどパワフルで、正義感溢れる望月氏から、権力に屈することなくたたかう勇気を頂きました。

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