JR東労組 | 東日本旅客鉄道労働組合 EAST JAPAN RAILWAY WORKER'S UNION

第324回 山城 博治氏 (2017年7月19日)

沖縄が平和を願うわけ

 今回の政経フォーラムは、沖縄平和運動センター議長の山城博治氏をお招きし「沖縄が平和を願うわけ」と題して講演をいただきました。
 山城氏は昨年10月に拘束され、3月に釈放されましたが、生活をする上で様々な制約をかけられています。そのため沖縄での平和運動の”現地”に立つことができません。しかし、その状況をチャンスと捉え全国各地を回り、沖縄の現状を語り、国民の命と平和が最優先される国づくりにむけて粘り強く運動を続けています。
 山城氏は「沖縄・高江の150名の小さな集落に1,000名の機動隊を送り込み、暴力を振るったのは一体誰なのか。国民の声を聞き、痛みが分かる政府になって欲しい」と訴えました。また、拘留中には拘置所の内と外が繋がることで権力の狙いを打ち破ることができたこと、ガチガチな運動では長続きしないため、歌ったり踊ったり、泣いたり笑ったりしながら無理をせず、しなやかに、したたかに、明るく粘り強く運動をしていくこと、人とのふれあいが団結をつくっていくものだと、歌を披露しながらお話しいただきました。
 また、山城氏は”オール沖縄”として運動をつくってきた成果と教訓を全国各地に広めています。そして、「政権交代をみんなの力で実現させよう、共謀罪を封印していくためにはみんなの運動がなければならない」と強く訴えました。
 持病も抱え、様々な苦労をされている山城氏ですが、「僕が明るいのは沖縄の太陽のせいです」と講演の最後を笑顔で締めくくってくださいました。

 

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