JR東労組 | 東日本旅客鉄道労働組合 EAST JAPAN RAILWAY WORKER'S UNION

第319回 川人 博氏(2017年2月21日)

過労死をなくし健康な職場を

 今回の政経フォーラムは、電通過労死自殺の遺族代理人である、弁護士・川人博氏をお招きし、「過労死をなくし健康な職場を」と題して講演をいただきました。

 日本における過労死は1日約6件のペースで発生している現実を紹介し、電通の過労死は氷山の一角であること、日本は世界から見ても“長時間労働大国”であると指摘をしました。また具体的な事例を紹介しながら過労死の実態について触れ、業務量過多、要員不足の中で一方では過労死、他方では企業の不正が発生している現実から、過労死と企業の不正は一緒に発生することも教えていただきました。

 また、「お客様は神様」ではなく、「お客様も労働者も人間である」ことに触れ、無理な注文や過剰なサービスは止め、「働く者の健康なくして健全な経営は成立しない」と訴え、労働組合の役割として実労働時間の正確な実態把握が必要との提起をいただき、今後の36協定締結に向けた議論に活かせる有意義な講演となりました。

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