JR東労組 | 東日本旅客鉄道労働組合 EAST JAPAN RAILWAY WORKER'S UNION

第311回 柳沢協二氏(2016年6月20日)

安保法制・自衛隊・国民 今国民が考えたいこと

P3-4 第311回政経フォーラムは、元内閣官房副長官補の柳沢協二氏をお招きして、安保法制や自衛隊について、私たちが考えておかねばならないことについてお話しをしていただきました。
 柳沢氏は、政府の防衛政策に精通しており、昨年9月の強行採決で成立した安全保障関連法で何が変わったのか、集団的自衛権行使と自衛隊の国際貢献のあり方の変化についてわかりやすく解説してくださいました。

 特に、過去二度の世界大戦の教訓をもとに市民の目線から見た戦争論について述べました。戦争を知らない世代が多い中で、「戦争は駄目だ、嫌だ。だけど他国が攻めて来たらどうするのだ」という視点で議論するのではなく、「戦争とはなにか」「得るべき平和とは何か」を考え、日本がどういう国家であるかということを世界に発信していく必要性があることを提起しました。

 そして、私たちが描いた国家像を実現する人を主権者として選択することの重要性と、安倍政治の憲法を切り捨てる軍事政策、弱者を切り捨てる経済政策、異論を切り捨てる政治手法を今後どうするのかが問われていると訴えました。

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