第306回 鎌倉孝夫氏(2016年1月27日)
アベノミクスのもとで進む戦争経済・戦争国家化
埼玉大学・東京国際大学名誉教授の鎌倉孝夫氏をお招きしました。
鎌倉氏は、安倍政権では実質賃金が下がり非正規労働者が激増している現実や、企業の内部留保は急増しているが設備投資をしない現状、企業の利益のために戦争のできる体制へと動いていることなどを述べ、アベノミクスのまやかしについて具体的なデータを元に詳しく教えて頂きました。
また、「1930年代と今日の国家の異相」についても触れられ、1930年代の主役は国家で、規制強化で統制社会をつくることに対し、現在の主役は財界や大資本で、規制撤廃を通じて企業利益を優先する弱肉強食社会をつくっていること。そして、その下で進む戦争国家化の中に私たちは巻き込まれていることを教えて頂きました。
最後に、市民・労働者が「戦争はやらない!」という強い意志を持ち、団結力と連帯で戦争は阻止できると力強く訴えました。
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