過去ログ

美世志会~連帯を求めて~
「えん罪・JR浦和電車区事件報告会」
参議院議員会館で120名の参加のもと開催

  2月6日、最高裁第三小法廷(岡部喜代子裁判長)は浦和電車区事件の上告を棄却した。2002年11月、公安警察によって仕立て上げられた浦和電車区事件から9年有余、一貫して美世志会・浦和電車区分会活動は組合員・家族の利益を守る全員参加のJR東労組運動であり、断じて犯罪行為ではないことを主張してきた。最高裁は「法の番人」としての役割を放棄し、美世志会・弁護団が上告趣意で訴えた「団結権の侵害」「判決に大きく影響を及ぼす事実誤認」等には、なにひとつ具体的・法的な判断をすることなく、棄却決定を行った。労働組合活動を否定した上告棄却決定は日本の司法の劣化・腐敗を象徴する決定であり、断じて認めることはできない。
全組合員で確認しよう。司法判断は下ったが、事件を仕立てた公安警察が狙ったJR総連・JR東労組運動の弱体化・破壊の目論みは見事に打ち破ったことを。そして多くの真実を見極める国内外の仲間との連帯の輪は確実に拡がったことを。美世志会と共に、自信をもって堂々と職場活動を全組合員で推し進めていこう!

中村弁護士(弁護団事務局長)
弁護団は最高裁に事実に基づき犯罪要件を認定するよう求めたが、脆弱な証拠のもたれあいで有罪認定とした。法の番人であることを放棄し、公安警察の追従者に堕した最高裁の上告棄却決定に抗議する。

佐藤 優さん(作家)
JR総連・JR東労組を叩きつぶす、社会的に孤立化させ、犯罪者集団のレッテルを貼るという公安警察の目的は達成できず、連帯の輪を作り出したと言う意味で「勝利」した。その象徴は今日、ここ(議員会館)で報告会を開催していることだ。

鈴木 宗男さん(新党大地・真民主 代表)
最高裁は真実を明らかにしていない。今も行われている「判検交流」は泥棒と警察が交流するようなもの。本当に法治国家かと思う。美世志会はこれからが闘いだ。世論を喚起し悪しき権力との闘いに起ち上がろう。

魚住 昭さん(ジャーナリスト)
上告棄却を聞いてショックだった。しかし私がここにいるように共感の輪が拡がっている。田城さんの当選も大きい。権力の思惑どおりに破壊されていない。会社は美世志会を切り捨てたが、組合は守り、強まった求心力で頑張ってほしい。

宮崎 学さん(ジャーナリスト)
労働組合の掟は優先する寛容な社会は強い社会だ。いま「暴排条例」と「暴対法改正」で共同声明を出している。判決に左右されることなく労働組合が強くなることで権力者に応えていこう。

木村 三浩さん(一水会 代表)
JR東労組の負けない闘いと力強さに敬意を表する。労組を叩く公安警察は自らの存在意義を誇示しているだけだ。美世志会の事件ではマスコミもでっちあげに加担している。きちんと責任をとらせる必要がある。

 報告会には、組合員、田城郁参議院議員はじめ国会議員・秘書30名、さらに有識者・マスコミなど約120名が集まり、9年有余の闘いの意義と成果が語られ、全参加者で確認した。



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