反弾圧のたたかい

第50回公判報告

悔いを残さないたたかいにするために
小黒さんへの被告人質問は、延期しました

 2006年7月14日、「えん罪・JR浦和電車区事件」第50回公判が行われました。
 今回の公判は、小黒さんに対する弁護側主質問が行われる予定でしたが、小黒さんは前日より体調を崩し、当日も38度を超す高熱でした。裁判所に到着し様子をみた後、病院へ向かい診察・投薬を受けましたが、回復しなかったために被告人質問を延期しました。
 小黒さんは、検察側の異常な取調べの実態を明らかにする決意と、組合員の支えに応えるために被告人質問を行う決意にありましたが、重要な局面の現状を考慮し、体調が万全なときに行うこととし、今回の被告人質問は延期することとしました。

検察側が提出予定の証拠について弁護側とのやり取りがありました

「貯金通帳」を証拠に?!検察側の異常性が明らかに!

今回、検察側が提出する予定の証拠は小黒さんの「預金通帳の写し」でした。

 小黒さんは、「逮捕当時の供述調書は、取調官により精神的に追い込まれた結果であり、任意性はない。事実と違う」と主張しています。これに対して検察側は、「供述調書を覆すのは、JR東労組から金銭を授受しているからだ」と主張するために「預金通帳の写し」を提出し、給与振り込みが事実であることを証明しようとしているのです。

 取調べの実態とは、全く身に覚えのない逮捕容疑によって家宅捜索・逮捕連行に対して、驚きと恐怖を感じた小黒さんの苦悩を逆手に取ったものでした。小黒さんは、愛する家族と強制的に離され、つらさと悔しさに睡眠もほとんど取れなかった状態が続き、「強要などしていない」と訴えても、それを認めないという取調べが継続されていたのです。そして、『保釈』をほのめかしつつ、精神的に追いつめ、事実とは違う供述調書作成を強要されていたのです。
このような事実を踏まえても、取調べの異常さは明らかであるという観点に立ち、弁護側として「今回の証拠は不必要なものであり、認められない」と意見を述べました。

人権無視も甚だしい!!

 小黒さんを含めた7名の内、梁次さん(専従休職)・齊藤さん(書記として採用)を除く5名は、2002年10月10日に保釈されて以降、会社から「刑事休職」という発令を受け、給料はこれまでの6割の支給となりました。

 JR東労組としてこの「事件」はえん罪であるという認識に立って、5名の給料の不足分を補填する事を決定しました。
検察側は、このことを捕らえ、『「預金通帳」によって、明らかにJR東労組から金銭をもらっているから、「供述を覆した」』とこじつけようとしているのでしょう。
しかし、個人の「預金通帳」はその家族を含めた生活が明らかになるものであり、プライバシーの侵害とも言えます。
個人情報の問題や人権問題からも、断じて許されないことなのです。検察側は、自らのストーリーが破綻しているが故に、小黒さんはもとより家族の人権やプライバシーさえも無視して不当逮捕を正当化しようとしているのです。
しかし、このように無意味な証拠に頼ることでしか窮地を脱する道がないということであり、検察側の混乱はさらに大きくなったと見て取ることができます。

みなさんのあたたかいご支援をお願い致します!

 このように、これまでいくつもの検察側の問題を明らかにしてきましたが、まさにそれは、真実を求めるものではなく、予断と偏見の中で自らが描いたストーリーを完成させるためだけの何ものでもありません。

 私たちは、これまでと同様に真実を訴えていきます。
真実を追求すれば、7名の無実は確実なものとなります。

 今後、公判も大詰めになっている状況の中、偏見や予断を持たずに、公正・公平な裁判が行われるように、これからも私たちJR東労組へのご支援・ご協力をよろしくお願いいたします。
また、「えん罪・JR浦和電車区事件を支援する会」の賛同者の拡大を目指しておりますので、皆様のご協力をお願いいたします。

「えん罪・JR浦和電車区事件」を「支援する会」賛同人10万人を達成させよう!

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