国際交流・連帯・平和

パキスタン被災地に安全な水を送るための支援活動
~NPO法人・日パ・ウェルフェアー・アソシェーション(NWA)からの報告

 JR東労組とJR総連は7月にパキスタン国内を襲った大規模な水害で被災した住民の支援活動をNWAと共に首都イスラムバード西方のノウシェラで、行っています。
 12月2日、現地責任者、督永忠子さんから報告が届きました。

 水が充分に使えるようになって???デキモノ等の皮膚病は減りましたが、先月半ばからはシラミと疥癬が爆発的に発症、悩まされるようになっていると言います。メディカルキャンプの課題はシラミ、疥癬駆除になりました。
 現在、水はジャハンギラの外れ(約200軒)と、シャタザバードだけです。他からも依頼はあるのですが、カーブル川の向こうなので危険で行けません。ジャドーンは現地の人が行くのだから平気だといいますが、そうなれば本当に水を運んでいるのか、どうかのチェックが出来ないと息子が言います。
 ジャドーンが週に1回のぞきに行くだけとなりました。
 シャタザバード付近にかかわらず、ジャハンギラでも小作人が多く、畑へ植えつける種など(ピーナツの産地だそうです)を貸し付けて欲しいという依頼は多かったのですが、バングラディッシュ方式(ノーベル平和賞)は、相互保証人制度が導入出来ず、小口の貸付も成り立ちません。互いの信頼関係がゼロで、誰一人として保証人になりません。
 支援金を減らさず、生きるように使うのに苦戦しているとベヘラームが言っていました。





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