安全への挑戦

命を守るためには職場からの団結したたたかいが必要
工務部会安全集会開催

 本部工務部会は2月18日、目黒さつき会館において「工務部会安全集会」を開催しました。この集会は1999年2月21日に発生した山手貨物船触車死亡事故を風化させないために毎年開催し、安全論議を深めています。集会に先立ち「安全への挑戦を誓う碑」へ献花を行い、全ての事故の犠牲となった方々に黙祷を捧げ、ご冥福を祈りました。
 集会では、大宮保線技術センター分会より、3年前JR社員が高崎線を巡視中に発生した触車一歩手前の「待避誤り」について、原因究明委員会を通じて真実を語り合う風土をつくり出した実践的報告を受けました。また、同じく3年前に新浦安駅構内で発生した「待避誤り」を契機に、本来あるべき保安体制を構築するために立ち上げた本部工務部会TC列警検証プロジェクトから「TC列警活用では『命を守る』ことはできない。本来行うべき線路閉鎖などの保安体制を確立しないでTC列警の事象だけの要因へと切り縮めているのではないか」など、これまでの中間報告を受けました。
 部会連絡協議会佐藤議長からは「命を守るには決めたことは守るという自分とのたたかいと業務優先ではなく安全優先の職場風土を労働組合の組織力によって確立しなければ実現できない」と提起を受けました。
 働きがいのある職場、安全な職場風土は私たちのたたかいを通じて創り上げられることを確認するとともに、安全への挑戦を誓い終了しました。  

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